カーリースコラム

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2023/09/26

【2023年版】シンガポールの運転免許証発行の手続きについて

こんにちは!東京センチュリーシンガポール、カーリースチームです。

今回は第2弾シンガポールの運転免許証発行の手続きについてご紹介いたします。

過去の記事でも、シンガポールの運転免許証切り替え手続きについてご紹介させて頂きましたが、今回は運転免許センターで行うBTT(Basic Theory Test)の試験予約方法や警察署での手続きに関して筆者の実体験に基づき更に詳しくご紹介いたします。

筆者も今年シンガポールへ来たばかりのためシンガポール運転免許証への切り替えに行ってきました!ネット上ではBTT受験方法が詳しく記載されておらず、どのような手続きをすればいいのか困りました。そこで、今回は実際に私が行った手続きを本コラムでご紹介させて頂き、少しでも読者の方のご参考になればと思います。

私はWoodlandにあるドライビングセンター(Singapore Safety Driving Centre)でBTTを受けてきました。シンガポールには3つのドライビングセンターがあり、本コラムでは実際に私が受験したWoodlandにあるドライビングセンターでの手続き方法をご紹介いたします。

なお、以前シンガポールの運転免許証に切り替えをされたことがある方は、BTTの受験が不要な場合がございます。事前に要否を確認されることをおすすめします。

※各運転免許センターによって受験予約の手続きが異なります。ネット上で受験予約が可能のところもあれば、直接窓口へ行き、その後、ネットでの受験予約を行うところもあるようです。更に直接窓口へ行く場合も事前に予約が必要な場合もあるようですのでお気を付けください。

シンガポールにある3つの運転免許センターはこちらになります。

この中から1つ選び、受験予約を行います。

① Singapore Safety Driving Centre https://ssdcl.com.sg/

② ComfortDelGro Driving Centre https://www.cdc.com.sg/

③ Bukit Batok Driving Centre Ltd https://info.bbdc.sg/


【目次】

1.試験の予約方法 (Singapore Safety Driving Centreの場合) 

2.試験当日

3.運転免許証発行申請手続き方法

4.最後に

5.小ネタ


【1.試験の予約方法 Singapore Safety Driving Centreの場合 】

まずは、Singapore Safety Driving Centre公式ウェブサイトでBTTの予約を行います。

公式ウェブサイト(https://ssdcl.com.sg/)で自分のアカウントを作成します。アカウントを作成するためにはウェブサイトの太文字で書かれた「e-ENROL」をクリックします。すると画面が以下のように切り替わりますので「Foreign License Conversion」を選択します。

その後、確認事項を読んだうえで「Submit」をクリック、次に個人情報保護法に関する確認事項が表示されますので再度「Submit」をクリックします。すると、以下のようにNRIC/FINを入力する画面に切り替わります。

アカウント登録者のNRIC/FINを入力したあとは、情報入力画面に切り替わります。情報入力をしたあとは費用のお支払い手続きに入ります。ここではNETSでの支払いとなりますので、NETS支払いが可能なアプリなどを事前にご用意ください。

アカウント作成時にかかる費用は ①Enrolment Fee $5.40、 ②3X Theory Trial Test Bundle Fee $16.20、 ③Account Maintenance Fee $12.96です。NETSのみでのお支払いとなりますのでNETSアプリなどを起動して、表示されるQRコードを読み込み、支払いを完了させます。

次に、BTT試験の空いている日程を選択し、試験料$6.50とInternet Facilities Charges $1.08を同じようにNETSアプリのQRコードでお支払いを行うと、BTT試験予約の手続きは完了となります。

筆者の場合、最短でおよそ2か月先の予約しかできませんでした。時期にもよるとは思いますが、試験まで日数が掛かる可能性もありますので、早めの予約をおすすめします。

試験場によってはウォークインにて受験可能なときもあるようです。お急ぎの際は直接Driving Centreへ電話し確認してみるのもありかもしれません。


【2.試験当日】

Woodlandのドライビングセンターには駐車場がありますので、国際免許証をお持ちの方は車で行くこともできます。筆者の場合はタクシーで行きましたが、帰りのタクシーがつかまりにくいので時間には余裕をもって行かれることをおすすめします。

ドライビングセンターに到着すると、写真ようにベンチがありますので試験開始時間になるまで待機します。試験開始時間が近づくと、試験官が受験者の名前を呼ぶので本人確認証(就労ビザやパスポートなど顔写真付きのもの)を提示の上、呼ばれた順に試験会場へ入室します。

試験会場へ入室すると、受験上の注意事項が動画で1.2分ほど流れ、試験開始時間になるまで待機します。筆者の場合は、試験官の方が「みんなリラックスして大丈夫だよ~。4回落ちた人もいるからね~。」と軽い雑談をしてくれました。

試験はパソコンのタッチパネル式になっており50問を50分以内に解きます。全ての問題を解き終わると画面に合否が表示されます。50問中45問以上正解で合格となります。

解き終わった人から順番に試験会場を退出できます。試験後にドライビングセンターで改めて配布される書類や、手続きはありませんのでそのまま帰宅して大丈夫です。その後は、Traffic Police Headquarters(警察署)での手続きになります。

余談ではありますが、筆者の場合、49問正解で合格することができました!私が行っていた試験対策はバスの2階に座り、運転マニュアルの教科書を見ながら道路を見渡し勉強をしていました。教科書にイラストで描かれている標識や道路に引かれている線を実際に見て確認することができます。

またアプリやサイトを活用して、移動中などの隙間時間を活用しながらより多くのクイズを解いていました。様々な試験対策アプリ、サイトがありますので、一度検索されてみてはいかがでしょうか。

筆者の場合は以下のサイトが1番使いやすかったのでご紹介させて頂きます。こちらは1問ごとに答え合わせをすることができ、最後に正解率(%)が表示されます。自分の理解度が数字で表示されるのでおすすめです。

筆者の場合、なんと実際に、試験直前に解いた問題が試験に出てきて大変助かりました。是非ご参考ください。

https://www.sgbtt.com/practice/btt


【3.運転免許証発行申請手続き方法】

試験合格後はTraffic Police Headquartersにて免許証の発行申請手続きを行います。試験が行われたドライビングセンターではなく、Traffic Police Headquarters(警察署)にて手続きを行います。

Traffic Police Headquarters(警察署)の住所:10 Ubi Ave 3, Singapore 408865

手続きには必ず下記をご用意ください。

・パスポートとID(就労ビザ)とそのコピー

・日本の運転免許証とそのコピー

・国際免許証とそのコピー、又は日本大使館で発行してもらう英訳証明書(有料)の原本

・証明写真

(※パスポート用サイズ・髪の毛で顔が隠れていないパスポート用規格の写真をご用意ください。また、警察署付近には証明写真を撮れる場所が限られていますので、事前にご用意することをおすすめします。)

・SG Arrival Card 等

(※入国日を確認するために提示を求められることがあります。ICAからのSG Arrival Cardに関するメールを事前に確認、印刷等しておくことをお薦めします。弊社で最近切り替えを行った者は、ICAからのメールを担当官の方に現地でメール転送したそうです。私の場合は、過去にシンガポールでのインターンシップのために一度FINナンバーを取得していたためか、今回、インターン当時の入国日が記載された(入国スタンプが押された)パスポートの提示を求められました。2度目の駐在の方などは、念のため事前に必要書類を確認されることをお薦めします。)

・日本の運転免許センターが発行した英文の運転経歴証明書

(※日本の国内運転免許証に最初の運転免許発給日が記載されていない場合のみ必要)

・NETSが対応しているカード・キャッシュカード・クレジットカード・銀行のデビットカード

※手数料支払い時に必要です。

※ハードコピーを忘れずにお持ちください。お持ちでない場合、窓口でコピーができないケースもあり、一度署を出てコピーを取りにいかなければならない場合もあるようです。

※警察署に駐車はできませんので最寄りの駐車場または公共交通機関をご利用ください。

Traffic Police Headquartersに到着すると署内へ入るためにゲートで入場者の登録を行います。要件と連絡先を伝え、本人確認証(就労ビザ等)の提示が必要となりますのでご用意ください。登録後はエントランスで整理券を発行し、自分の番号が呼ばれるまで待機します。

日によって3,4時間待ちとなる場合もあるようですので、時間に余裕をもって行くことをお勧めします。私の時は8月中旬の平日に行き、1時間半程度でしたので比較的スムーズに行うことができました。

待ち時間にはApplication for foreign conversion of driving licence(ピンク色の用紙)の記入をします。

窓口で全ての書類を提出し、免許証発行手数料(50ドル)を支払います。

※支払い方法はNETSが対応しているカード・キャッシュカード・クレジットカード・銀行のデビットカードが対応しています。

その後、全ての手続きが終わると10日営業日程度で免許証が指定の住所へ郵送されます。免許証が届く前でも運転は可能です。その場合は警察署の窓口で渡される半券(以下参照)を運転時に携帯するようにしてください。

以上で、シンガポール運転免許証の手続きが完了となります。

【4.最後に】

シンガポールでお車をご検討の方は是非東京センチュリーシンガポールまでご連絡ください。リースと購入の違いや、カーリースの内容に関するお問い合わせはもちろん、本コラムのようなお車に関するお役立ち情報もご提供させて頂きます。

法人様だけでなく個人様でも弊社カーリースはご利用可能ですので、お気軽にご相談ください。また経験豊富な日本人スタッフもおりますので、日本語でのサポートも可能となっております。

なお、シンガポールのルールは日々更新されています。本コラムは現段階(2023年9月)での情報としてご参照ください。


【5.小ネタ】

警察署の近くにも証明写真を撮ってくれるお店があります。

警察署から歩いて5分程度のワークショップ2階にひっそりとお店があります。

ローカルの方が個人で営んでいる写真屋さんでした。

筆者の場合は、お店がなかなか見つからず、この付近を30分ほど探し回り、通行人やワークショップの方に何度も場所を聞き直し、やっと見つけることができました。(笑)

Lim Boon Kui Motor Workshop の奥に小さな階段があり、そこを上ると写真屋さんがあります。

住所:3006 Ubi Rd 1, Singapore 408700 #01-332

「もうちょっと右向いて~」「次は少し左~」「髪の毛整えて~」と色々アドバイスをくれる愉快なおじいさんでした。撮影料10ドルで6枚印刷と一枚ずつ写真の切り抜きもしてくれます。

ご興味のある方は是非、ご利用されてみてはいかがでしょうか。

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